作品うp用ブログ。
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ヤン・シュヴァンクマイエル展の感想。
作品の質・量、共にかなりのもので、しっかり見ようと思ったら結構疲れるだろう。私は以前神奈川県立近代美術館かなんかで同作家の展示やった時に一度見ているものもあったのでそこまで時間はかからなかったが…。それにしても新作を見るだに、未だシュルレアリスムのパワーは衰えずといった感じだ。サヴァイビング・ライフや妖怪画など、見ていて本当に面白い。エヴァと共にああもパワフルに制作しているのは個人的に非常に羨ましく思う。一つ残念なのが、図録のクオリティが低いことで、細部が完全に潰れてしまっている。シュヴァンクマイエルのファンとしてはちょっと許し難い。
それからギリシャ展も見に行ったのだが、こっちも結構疲れた。会場の作りがなかなか凝っていて、メインの「円盤投げ」は360度見られる様に工夫がなされていた。作品は人体彫刻と皿・壺がメイン。彫刻は男性のものが妙に色っぽかったりして、なんだかそれっぽい意図を感じたのは私だけではないはず。それにしても、ギリシャ時代から既にあそこまで人体の形を再現できていたという事実には感嘆の声をあげずにはいられない。大昔に既にここまでできていたなら、今はそれよりも進歩していて然るべきだよなと思うのだが…。彫刻の歴史についても調べてみたくなった展覧会でした。
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