遅ればせながら展覧会感想を。

実は２ヶ月前に既に行ってきてました。空海と密教美術展。ちょっと溜めすぎですね。
東寺の四天王とか来るというので、そりゃあもうwktkしていたのですが、やっぱりラストの仏像曼荼羅見ただけで観覧料分の元はとれたなと思いました。だけど実際に東寺に置かれている写真を見たら、これは絶対に京都東寺で仏像フルコースを見るべきだなと実感。一番のお気に入りはポスターでも最前面を陣取ってる持国天。次点で増長天。
この凄まじい形相が、正義のための怒りからきているのだと想像したら、すごく綺麗な顔に見えた。なんて美しいんだろう・・・。対して、クールなイケメンだと思ったのが帝釈天。この怜悧な表情でさぞや信者が集まったろうな。
仏像にクローズアップして語ったが、会場に展示してあるものの殆どがまさにお宝と言っていい代物だったのは印象的。書物巻物なんかもあって、書道、彫刻、宗教、日本画、と様々な角度から楽しめる展示だと思いました。・・・まあ、書道とか宗教に関してはさっぱりですけど。


実はその後アートフェア東京にも足を運んだ。
全国のギャラリーが集まって取り扱い作品の即売会をやるというイベントで、コレクターやギャラリー関係者、作家以外の一般人でも古今東西のアートに触れられるというイベント(子供もOK)。"古今東西"と表現したのは、取り扱い作品の範囲が広いからなのだが、浮世絵や巨匠のドローイング、焼き物などの古美術に始まって、まさに現在活動中の新鮮な現代アートまで、日本に限らない海外のアーティストの作品が並ぶ、見応えのあるものだった。
そんなわけで、ぐるっと会場見て回るだけで疲れる。密度が濃いので、あーいい作品だったと目を上げればまた面白い作品が目に入るという有様で、特に、様々な表現を見る事を目的にして行った私はうっかり昼飯も忘れて見入るところだった。なるほどこれは1DAYパスやら連携ホテルなんかがあるわけだ・・・。

で、何か私にも買えるものはあるかなあと思って見ていたのですが、「貧乏人は帰れ＾＾」と言われてるみたいな値段で・・・うん。
アートコレクターってのも個人的にすごく興味があって、いいなあと思うし、実際作ってる身としては買うという形で評価されるのはとても力になるだろうという思いがあって、気に入った作品が欲しいとも思うんですが、まあ、今は無理ですねえ。とりあえず今は集めるより作る方に力を入れたい。
けど
http://sow.ggnet.co.jp/
↑このサイトで知った江本創という作家さんの作品があって、興奮して思わず作品集買いました。今はこの程度。でもすごく満足。

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