作品うp用ブログ。
油彩・立体がメイン。美術に関するあれこれも書いていく。twitter⇒http://twitter.com/2501kai
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今までも結構展覧会は行ってきたけど、今度からここに感想を書いていくことにします。折角行ったのにもったいないからね。
山種美術館でボストン浮世絵展、太田記念美術館で歌川国芳見ちゃったら、行くしかないでしょう写楽。
てなわけで、昼間までの豪雨にめげず、昨日は写楽に行ってきた。あの大雨の後だというのに15:00の時点で20分待ち。レンブラント展の40分待ちには負けるがね。
第1会場は写楽とその周辺の役者絵の画家たち。第2会場は写楽の作品を年代別に展示、という感じ。混んでるので第2会場から見たのだが、どうもそれで正解だったようだ。作品数が多い上に肝心のメインが第2会場なので、何も知らずに第1会場から見ていたら人の多さにもめげてしまっていただろう。混雑度は第1会場>第2会場だった。
写楽の浮世絵はとにかくどれをとってもカッコいい!!役者が最も引き立つポーズをしっかりと捉えて描いている。他の浮世絵師の描いた、どことなく上品な役者絵と比べると、特に大首絵は本当に生き生きしていていいね。しかしそれも本当に10ヶ月間の出来事であったと感じさせる様に、後半の写楽の作品は役者から引いてしまったような構図が目立つ。勿論デッサン力は確かだけれど、その力だけで描いているのがなんとなくわかる。近くで見ていた人が、「どれも同じに見えてきた…」と呟いていたが、まさしくその通りだと思う。
また、今回はポスターデザインやキャッチコピー、会場作りや展示方法に、博物館側のこだわりを感じた。まるでこれから歌舞伎を見に行くんだぜ!と言わんばかりの演出にワクワクが止まらなかったわけだが、その心意気も写楽同様、第1会場までしか持たなかったような気がする…。キャプションも通り一遍のことが述べられているだけで、五百羅漢展のような、意気込みを感じる文であるとはとても言えなかった。作品集めと演出で力尽きたのかな・・・。
展示作品をじっくり見ていると、明らかに紙が丸められていたのを必死で伸ばしたような折り目が目立つ。そして日本の所蔵する作品のなんと状態の悪いことか!浮世絵の現実をまざまざと思い知った展覧会。日本はほんとに見る目がないね・・・。
てなわけで、昼間までの豪雨にめげず、昨日は写楽に行ってきた。あの大雨の後だというのに15:00の時点で20分待ち。レンブラント展の40分待ちには負けるがね。
第1会場は写楽とその周辺の役者絵の画家たち。第2会場は写楽の作品を年代別に展示、という感じ。混んでるので第2会場から見たのだが、どうもそれで正解だったようだ。作品数が多い上に肝心のメインが第2会場なので、何も知らずに第1会場から見ていたら人の多さにもめげてしまっていただろう。混雑度は第1会場>第2会場だった。
写楽の浮世絵はとにかくどれをとってもカッコいい!!役者が最も引き立つポーズをしっかりと捉えて描いている。他の浮世絵師の描いた、どことなく上品な役者絵と比べると、特に大首絵は本当に生き生きしていていいね。しかしそれも本当に10ヶ月間の出来事であったと感じさせる様に、後半の写楽の作品は役者から引いてしまったような構図が目立つ。勿論デッサン力は確かだけれど、その力だけで描いているのがなんとなくわかる。近くで見ていた人が、「どれも同じに見えてきた…」と呟いていたが、まさしくその通りだと思う。
また、今回はポスターデザインやキャッチコピー、会場作りや展示方法に、博物館側のこだわりを感じた。まるでこれから歌舞伎を見に行くんだぜ!と言わんばかりの演出にワクワクが止まらなかったわけだが、その心意気も写楽同様、第1会場までしか持たなかったような気がする…。キャプションも通り一遍のことが述べられているだけで、五百羅漢展のような、意気込みを感じる文であるとはとても言えなかった。作品集めと演出で力尽きたのかな・・・。
展示作品をじっくり見ていると、明らかに紙が丸められていたのを必死で伸ばしたような折り目が目立つ。そして日本の所蔵する作品のなんと状態の悪いことか!浮世絵の現実をまざまざと思い知った展覧会。日本はほんとに見る目がないね・・・。
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